古くても。愛されるもの。
先日一匹のカエルが話題になっていましたね。
カエル・・と言ってもゲロゲロ・・の本物ではなく、皆様の足、東横線だったりしたこともあるレトロな車両のことです。
ニュースで見て知ったことなのですが、あの独特なスタイル、雰囲気は心がほっこりと和みますね。
ファンがいるのも納得です。
丸いフォルムといい、たまらないレトロ感です。実際に乗車した経験のある年代の方も、そのお子さん(ちびっこ)にも人気がある・・ってすごいことですよね。
ちびっこは実際に乗った経験があるかどうかは分かりませんでしたが、この雰囲気を持った電車に心ひかれたのでしょう・・。
世代を超えて愛されるなんて・・!!! 良く考えたら「すごいこと」です!!(←コーフン!!)
住宅も、世代を超えて受け継がれていくことが理想です。・・・とはいえ、使い勝手がよく、軽量で、取り替えもしやすい・・という事から考えますと、常に経年劣化に対応しなくてはならないのが現実です。
例えば、床に貼るフローリングなどは、ビニールの物や、薄い単板を張っただけの物ならば、いつかは劣化して剥がれてしまい、貼り換えが必要になってしまう物なんです。
反面、無垢材は、補修がきく素材ですので、傷があれば補修をしながら、木が経年で味わいが出てくるのを楽しむことの出来る商品です。
今までの工事の中で世代をまたいで確実に受け継がれてい行くものがあるかなぁ・・・と、思いましたところ、・・・・ありました・・・。
例えば、昨年工事をさせて頂いた「ステンドガラス」などがそうでしょうか。
建物を壊さない限り、万が一壊したとしても取り外して別の場所に再取付けができます。
“使い捨てない素材”を一つでも使うことができたら、ただ新しく、使いやすくするためだけのリフォームにはならないような気がします。
小さな幼心にこのステンドグラスが刻まれたのならば、本当にうれしい限りです。