賃貸のお部屋。自由にどうぞ~
先にご紹介しました賃貸のお部屋のリフォーム工事です。無事に完成いたしました。
今回は、和室から洋間へ。さらに住居としては必要な収納部分を入居者の方に”託し”、自由に使ってほしい・・・というコンセプトのもとに進めました。
工事前はこちら↓↓
手前にキッチンがあり、襖の向こう側が6畳の和室です。和室との境の部分には襖があり、どうしても床には段差がついてしまいます。
さらに、床の素材が違ってくることで、空間の広がり感は感じられません。一般的な和室のある賃貸のお部屋・・という印象です。
どんな風に住むのか、おおよそのイメージはつきますね。
で、洋間にした場合は・・
押し入れ・・・どころか、収納をなくしてしまいました!!もともと押し入れがあった分だけ床の面積が広がり、壁面は、ちょっと雑なイメージの合板仕上げ。
表情のある床材との組み合わせもうまく馴染み、今までの「和」の空間から、一気にイメージチェンジです!!
天井はこんな具合に。天井材をなくして、塗装で仕上げました。そのため、配線がむき出しとなり、いよいよジャンキー??な印象に。
照明器具は、壁面上部についているダウンライトと、天井に取り付けたダクトレールです。
ダクトレールはレールのみの設置になり、入居される方が自由にお好きなものを付けられるようになっています。
この部屋をどのようにアレンジしていくのか・・・ちょっと楽しみではないですか・??
トイレや浴室が一つの空間にあった工事前。今回は、同じ空間ではありますが、洗濯機置き場も確保して、ワンランクアップの使い勝手を目指しました。
トイレはコンパクトながらも機能は十分。さらにちょっとした手洗い場所として雰囲気のある洗面台を設置。
コーナーに取り付けた手洗いは、周りの壁紙ともマッチして、かわいらしいですね。
収納はゼロですけれど、存在感のある洗面コーナーになると思います。
そして・・・浴室は・・・
シャワーカーテンの向こうにチラ見えしているのは、猫脚付きのバスタブです。
限られた空間ですので、思い切って、このようなスタイルに仕上げました。
このバスタブはお湯をためることもできますし、この中にはいってシャワーを浴びることもできます。
先にご紹介した工事前の写真と比べてみてください。床や壁のタイルはそのままで、浴室として区切った空間にバスタブを設置しました。
もともと窓のある場所でしたので、換気もできて、シャワールームとしては十分な使いやすさです。
コンパクトな手洗いやトイレ、このようなシャワールームも、賃貸のお部屋ならではの楽しみ方です。
収納に関してはあえて何も作りこまず、お住まいになる方がお好きな家具類を置いて自由な空間を楽しんでほしい・・と、思っています。
キッチンの全景は、こちら。やはり収納なしを貫きました。2口ガス台とシンクとレンジフードの組み合わせ。いろいろと収納を工夫して下さいね~♪