懐かしいトイレだけれど・・・。
タイル貼り+和式スタイルのトイレの改修工事です。
洋式スタイルに慣れている為か、たまにこのようなトイレに出会うと「久しぶり・・・」という気持ちにもなります。ちょっとしたノスタルジックのような。
とはいえ・・・やはり、使いにくいのは否めません。
手洗いエリアも同じタイルで施されています。
だいぶ経年のタイルは冷たく、手洗い器もボールが小さくて使いにくいとのこと。
と、いうことで、いきなり解体の様子です。便器と手洗い器の間にあった袖壁も、配管や配線類が通っておりませんでしたので、気持ちよく解体させて頂きました。
床の段差、間の壁、陶器類を全て取り外した状態となりました。ものさしとなる物(便器など)がなくなると、思っていたより狭く感じるのも不思議です。
今回の仕上げ材は、清掃面を優先し、壁面はパネル貼り、床はCFシートで仕上げます。
写真は、床のモルタル仕上げ、天井は大工さんがパネルを貼るための下地作りをしております。
トイレという限られた空間ですので、大人一人が入ると、いっぱいいっぱい・・・。大工さんの進捗を見ながら左官をする・・というタイトな工程で進めていきます。
そして、またまたいきなりですが、完成です。
壁のパネルは、便器側の一面に緑色を使い、他の三面は、オレンジ色がベースとなった白系のパネルです。
(写真だと分かりにくいですが、模様がうっすらと入っています・・)
上部の吊戸棚収納庫は、オリジナル製です。既製品では上手く収まらなかったため、横幅いっぱいに3つの収納庫を収めてあります。
便器はTOTOピュアレスト。手洗い器は、以前に比べると洗面ボールがゆったりとしていて、使いやすく、お掃除も楽そうです。
トイレ横面のアクセント壁はいかがでしょうか。地模様のある落ち着いた緑色ですので、大人の雰囲気です。
室内の壁や、ユニットバスなどにも、アクセントパネルとして一面だけ違う色を使うことがありますね。
同じ色で揃えてしまうよりも、かえって奥行感が生まれますので、狭い空間にも十分活用することができます。