思い出のタイルと、こだわりのキッチンの共存
東京都一戸建て住宅
どっちも捨てがたい。なら、共存しましょうか・・・。
所在地 | 東京都江東区 |
---|---|
使用材料 | キッチン: ヤマハ ドルチェカスタム キッチン収納: ヤマハ ドルチェ 内装床: 竹無垢フローリング 内装壁: ビニールクロス |
種別 | 一戸建て住宅 |
工期 | 10日 |
ご要望 | 古くなってきたキッチンを交換したい。 その際、壁に向いていたスタイルをリビング側へ向けたい。 既存の赤いタイルは、新築当時のもので思い出があるので、 できれば再利用したい。 物が多いので収納の充実。 |
窓側に向いていたL型のキッチンを、家族の顔が見えるようにダイニングへ向かってオープンスタイルへと位置を変更しました。
壁面に貼ってある模様付きのタイルはもともと貼ってあった物。
新築で建てた時からのお気に入りのタイルです。
もとの収納庫側に貼ってあったタイルも丁寧に剥がして再利用しました。
【工事前】
工事前のキッチンは、窓に向かって作業するスタイル。背面側のカウンターは、作業台や収納庫として使っていました。
一戸建てのお宅のキッチンとしては、かなり空間にゆとりがありますね。
元のキッチンもサイズも大きく、豪華でした。
こちらは、新しく窓側に設置された家電置き場として使える収納庫です。
中でも、お施主様がとっても悩まれたのは”扉の色”。
キッチン、収納部は木目のきれいな「きじろ」。
背面収納は「墨染」。
どちらも気に入り、両方を採用!しました。”太っ腹~!!”
ダイニングに向いている部分はシックに、キッチン内側は明るい色に・・・
シンクは両方の色に合うようにベージュを取り入れました。
こだわって、考えぬいた、結果です。
サイズも大きく、存在感のあるキッチンになりました。
キッチンシンクはベージュでどちらの扉色にもなじみます。
カウンターと、両方の扉色が交わる部分です。
どの素材も厚みのあるハイグレードな商材を選んでいますので、どれかが見劣りをする・・ということはありませんでした。
オープンタイプなので換気扇もこだわりました。双方向、給排気同時タイプで、ダイニング側への調理の煙が漂うのを防いでいます。
元の場所から換気扇の取り付け位置が若干ずれたため、配管ダクトの通り道にも剥したタイルを再利用しました。(換気扇横の四角い出っ張り部分です)。
結果的には、もとの状態よりも絵タイルが増えました。
タイルの良さは、何と言っても独特の色の深みと、楽しいデザインです。更に、このデザインタイルをどのように配置するかで、お客様独自の空間をつくることができます。楽しさにはまってしまいそうです!!!
【↑工事中↑ 換気扇用ダクトのための造作壁】
建具も新しく造りました。
額縁を付け、豪華さを出す為サンメントでアクセント。上部のガラスはブラスト加工に面取り仕様。
一つ一つにお客様のこだわりがあります。
天井、壁紙にもこだわりがタップリです。
壁紙には、ゴールド色が入った総柄ですが、落ち着いた色なので、 シックにまとまりました。
キッチンのタイルに負けじと、室内の壁紙も豪華です。